こんにちは、毎日5時間以上はiPadを使うよた(@yotalog_ag)です。
この記事では、iPad Pro 11インチ(2021年モデル)を詳しく評価レビューしていきます。
2021年5月に発売された、M1チップ搭載で性能が大幅に向上した新型iPad Pro、実際に使ってみた評価やメリット・デメリットについて詳しくレビューしていきます。
iPad Pro 11インチ(2021年モデル) | |
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容量 | 128・256・512GB、1・2TB |
サイズ | 247.6×178.5×5.9mm |
重量 | 466g(セルラーモデルは470g) |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ProMotionテクノロジー | |
解像度 | 2,388×1,668ピクセル(264ppi) |
最大輝度 | 600ニト |
チップ | M1チップ(8コア) |
メモリ | 8GB(1・2TBのみ16GB) |
バッテリー | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間(約7500mAh) |
Apple Pencil | 第2世代対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角と10MP超広角、2倍の光学、5倍のデジタルズーム |
フロントカメラ | 12MPの超広角、2倍のズームアウト |
ビデオ撮影 | 4K・1080pビデオ撮影(24・25・30・60fps)、2倍の光学、3倍のデジタルズーム |
オーディオ | 4スピーカー(ステレオ) |
セキュア認証 | FACE ID |
通信方式 | Wi‑Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax)、2.4GHz/5GHz、同時デュアルバンド、最大1.2Gbpsの速度 |
充電コネクタ | Thunderbolt / USB 4ポート |
外観とスペック
外観と付属品
外観スペック | iPad Pro 11インチ(2021年モデル) |
---|---|
サイズ | 247.6×178.5×5.9mm |
ディスプレイサイズ | 11インチ(2,388×1,668ピクセル) |
重量 | 466g(セルラーモデルは470g) |
付属品 | USB-CtoCケーブル、20W USB-C電源アダプタ |
端末のサイズは11インチなので、それなりの大きさです。
ディスプレイだけで考えればミニサイズのノートパソコンぐらいはあります。
外観のデザインは、iPad Pro2018、2020年モデルと大きな変化は見られませんね。
カメラは2020年モデルと同じで超広角レンズを採用しています。
他にも、
- USB-Cコネクタ
- 4スピーカー
といった2020年モデルと同じ仕様も使われていました。
Apple Pencilは第2世代に対応していて、音量ボタンと同じ側面にApple Pencilをくっつけるだけで充電されます。
iPad特有の高級感のある質感で、厚さも薄いのでだいぶ持ちやすいです。
11インチということで、それなりの大きさですが動画を見たり持ちながら操作することは十分に可能です。
スペックと仕様
スペックと仕様 | iPad Pro 11インチ(2021年モデル) |
---|---|
チップ | M1チップ(8コア) |
メモリ | 8GB(1・2TBのみ16GB) |
容量 | 128・256・512GB、1・2TB |
バッテリー | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間(約7500mAh) |
充電コネクタ | Thunderbolt / USB 4ポート |
オーディオ | 4スピーカー |
カメラ | 12MP広角と10MP超広角、2倍の光学、5倍のデジタルズーム |
フロントカメラ | 12MPの超広角、2倍のズームアウト |
ビデオ撮影 | 4K・1080pビデオ撮影(24・25・30・60fps)、2倍の光学、3倍のデジタルズーム |
セキュア認証 | FACE ID |
通信方式 | Wi‑Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax)、2.4GHz/5GHz、同時デュアルバンド、最大1.2Gbpsの速度 |
その他 | ProMotionテクノロジー、Apple Pencil第2世代、Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio対応 |
iPad Pro 11インチ(2021年モデル)はM1チップを搭載しており、過去に発売されたiPadやAndroidタブレットと比べても超高性能なタブレットです。
それもそのはず、M1チップはMacBook(2020年)やMac mini(2020年)などのノートパソコンに使われています。
2021年に発売された新型のiPad Proは高性能なノートパソコンと同じレベルのCPU・GPU性能でまさに最強のタブレットとなっています。
では実際に「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを計測してみました。
Geekbench5のスコア | iPad Pro 11インチ(2021年モデル) |
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CPU性能 | シングルコア:1,714 マルチコア:7,259 |
GPU性能 | 21,038 |
iPad Pro 11インチ(2021年モデル)との比較 | ||
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CPU性能 | GPU性能 | |
iPad Pro 11インチ(2021年モデル) | マルチ:7,259、シングル:1,714 | 21,038 |
iPad Pro 11インチ(2020年モデル) | マルチ:4,643、シングル:1,118 | 11,883 |
iPad mini 第6世代 | マルチ:4,470、シングル:1,586 | 13,372 |
iPad Air 第4世代 | マルチ:4,204、シングル:1,584 | 12,488 |
iPad 第9世代 | マルチ:、3400シングル:1330 | 7520 |
さすがのM1搭載タブレット、2020年モデルのiPad Proと比べてCPU性能は約1.5倍、GPU性能は1.7倍と大幅な性能アップを果たしました。
インターネットや動画再生はもちろん、画像・動画編集に3Dゲームなど幅広く使うことができます。
クリエイティブな作業をするのにもピッタリの性能ですね。
さらにThunderbolt4に対応しており、従来のiPadやiPad Proのデータの転送速度は20Gbpsでしたが、iPad Pro(2021年モデル)のデータの転送速度は2倍の40Gbpsと高速のデータ通信を行うことができます。
iPad Pro 11インチ(2021年モデル)の5つのメリット
M1チップ搭載で画像・動画編集が快適に
iPad Pro(2021年)は、M1チップを搭載していることにより快適なクリエイティブ作業を行うことができます。
とくに書き出しやダウンロードの速度はタブレットとは思えない速さです。
実際に「LumaFusion」や「Lightroom」などのアプリを使い書き出しの速度を検証しました。
検証動画・画像 | かかった時間 | |
---|---|---|
LumaFusion | 3分24秒、1080p・60fpsのmp4動画ファイルの書き出し(604MB) | 1分57秒 |
Lightroom | 30枚の画像ファイルの現像(平均700KB) | 3分44秒 |
ダウンロード | 600MBの動画ファイルのダウンロード | 16秒 |
LumaFusionはiPadに最適化されているアプリというのもありますが、3分の動画を半分近くの時間で書き出せるのは十分早いといえますね。
Lightroomでの現像が時間がかかったのは不思議ですが、それでも1枚あたり7秒なので書き出し時間でストレスが溜まるということはなさそうです。
画像ファイルも100KBぐらいの容量での書き出しにすればさらに早くなります。
クリエティブ用や作業用として十分な性能を発揮できますね。
また、アプリの起動やWEBブラウジングもかなり早く快適に操作ができます。
1秒でも早くWEB検索やサイトを閲覧したいという人はなかなかいないとは思いますが、日常的に使う分にもストレスフリーです。
動画を頻繁に見る人にはとくにおすすめですね。
超広角レンズとM1チップの処理性能できれいな写真を
iPad Pro(2020年モデル)より採用された超広角レンズと、M1チップのパソコン並の処理性能できれいな写真を取ることができます。
従来のiPadと比較したら、はっきりと違うのがわかります。
2020年モデルのiPad Proを持っていないため、第8世代のiPadとの比較をしてみました。
なぜ第8世代だと全体的に黄ばんでいるのか気になりますが、iPad Pro(2021年モデル)のほうが影の写りが自然だったりタブレットの輪郭がはっきりしているのがわかります。
iPadで写真を頻繁に取る人は少ないですが、ブロガーやクリエイターで本格的な写真を撮るのに、iPad Pro(2021年モデル)を使うのは十分ありな選択肢だと思います。
また、iPad Pro(2021年モデル)は2倍の光学ズームも使うことができます。
実際に使ってみましたが、等倍での写真とほぼ違和感がなくきれいな写真が撮れました。
等倍での写真に比べて、若干輪郭がぼやけていたり背景が荒く感じますが、それでも十分きれいな写真になっています。
撮り方次第ではさらにきれいに写すことができるので、光学ズームで風景や建物を撮るのは十分可能です。
iPad Proになったことで大幅に向上したカメラ性能ですが、写真を普段から撮る人にはおすすめのタブレットです。
3Dゲームもサクサク動かせる
M1チップが搭載されたことにより、ゲームの処理性能はさらに上がりました。
最近のゲームはグラフィックに力を入れていて、低スペックのスマホやタブレットでは満足に遊ぶことが難しくなっています。
その点、iPad Pro(2021年モデル)はほとんどのゲームを快適に遊ぶことができます。
原神やPUBGなどのスペックを要求されるゲームで、最高品質でのプレイでもカクつくことがなく遊べました。
また、Pro Motionテクノロジーが搭載されており、120Hzでのゲームプレイが可能です。
マイクラなどの一部ゲームではiPhoneや無印iPadでは体験できない、ヌルヌル動くゲームを楽します。
ゲームを真剣に楽しみたいなら間違いなくおすすめできます。
高音質のスピーカーで臨場感のあるサウンドを
iPad Pro(2021年モデル)の4スピーカーは、従来のiPadと比べても高音質になっています。
本体の処理性能が上がったことで音の解像度の高くなり、2020年モデルと比べてスピーカーの数や位置が変わっていることで、立体感のある音楽を楽しめるようになりました。
また、iPad Proはドルビーアトモスの空間オーディオにも対応していてApple Musicの空間オーディオを楽しむことができます。
AirPodsや専用のイヤホンを持っていなくても、iPad Proだけでも高音質で空間オーディオを聴くことができますね。
小さすぎず大きすぎないサイズで使いやすい
11インチのiPad Proはちょうどいい大きさで使いやすいのが魅力です。
iPad Pro 12インチやMacBookのような大きいサイズのタブレット、ノートパソコンだと持ち運ぶのに不便ですが、11インチだとカバンにも入れやすく気軽に持ち運びしやすいです。
また、iPad miniのように小さすぎることもなく動画編集やイラストなどハードなクリエイティブ作業もしやすいのもiPad Pro 11インチが使いやすい点ですね。
なにかひとつに特化しているということはないですが、器用に様々なことをこなせるのはこの端末ならではという感じがします。
いろんな用途にiPadを使いたい人ほど、iPad Pro 11インチはおすすめできます。
iPad Pro 11インチ(2021年モデル)の2つのデメリット
高額だから手が出しづらい
高機能でクリエイティブにもゲーム用としても使えるiPad Pro 11インチ(2021年モデル)ですが、最低でも9万5,000円はするほど高額なのでかんたんには購入しづらいタブレットです。
また、iPad Proではないとできないような事というのはそれほど多くないため、読書や動画視聴をメインに使いたい人やゲームを気軽に遊びたい程度の人であればiPad Proの魅力は少ないでしょう。
クリエイティブ作業も、2020年モデルや2018年モデルのiPad Proでも十分すぎるほどできるので、iPad Proは欲しいけど最新モデルは高すぎるという人は中古のiPad Proを検討してみるのもいいかもしれませんね。
高額なタブレットであるがゆえに使う人が限られるという欠点もあります。
2020年モデルとの違いを感じにくい
2021年モデルのiPad Proは、M1チップを搭載したことで2020年モデルよりも処理性能はかなり向上しましたが、21年12月時点では2020年モデルとの違いは感じにくいと思います。
理由としては、現時点でM1チップを必要とするほどスペックが必要なアプリやゲームはなく、2020年モデルのiPad Proでも快適にクリエイティブ作業を行うことができます。
書き出しや読み込み時間は早くなっていますが、作業自体での効率の違いは少ないと思います。
カメラ性能やスピーカー性能での向上はあったものの、デザイン面や機能面での大きな違いもないので、すでに2020年モデルのiPad Proを持っている人からすれば新しく買う意味はあまりないです。
iPad Pro 11インチ(2021年モデル)がおすすめな人&合わない人
- 画像・動画編集をする予定がある
- 3Dゲームを高画質で楽しみたい
- 高音質なスピーカーで音楽を楽しみたい
- iPadを持ち運ぶ機会が多い
- 動画視聴や読書ぐらいでしか使わない
- 気軽にゲームを遊んでいるだけ
- iPad Pro 11インチ(2018・2020年モデル)を持っている
M1チップが搭載されたiPad Pro 11インチ(2021年モデル)は、画像・動画編集などのクリエイティブな作業を死体人にはおすすめのタブレットです。
処理性能は、従来のiPadと比べても格段に向上しているので、ストレスなく快適に作業をすることができるでしょう。
また、Pro Motionテクノロジーを搭載しているため120Hzでゲームを楽しむことができます。
3Dゲームやスペックが要求されるゲームを満足に楽しみたいなら、iPad Pro 11インチ(2021年モデル)は間違いなくおすすめできます。
そのほか、カメラ性能やスピーカーの音質も向上しているので、音楽を楽しみたい人や写真を多く摂るような人にもおすすめできるタブレットです。
ですが、最低でも9万円以上はするほど高額でなかなか手が出しづらいものなので、動画視聴や読書ぐらいでしか使う予定がない人は、iPad Proは持て余すと思います。
日常的に使う分であれば、iPad(第9世代)やiPad mini6など価格が抑えられたタブレットでも十分快適に使えます。
また、iPad Pro(2020年モデル)とはチップ性能以外での違いは感じづらく、今の時点ではM1チップが必要になるほど処理能力が必要なアプリはないことを考えれば、すでにiPad Pro 11インチを持っている人はそこまで買う意味もないです。
気軽に変えるような値段ではないのが理由で、おすすめできる人はかなり限定的なタブレットです。
まとめ:M1チップを搭載していることでかなり快適に使うことができる
9万円以上の高額で、気軽に買うのはなかなか難しいiPad Pro 11インチ(2021年モデル)ですが、クリエイティブに使いたい人やゲームを満足に楽しみたい人にはおすすめできます。
ブラウザ検索や動画視聴でも間違いなく快適になっているし、様々な用途で使うことができるオールラウンダーなiPad Pro 11インチ(2021年モデル)は、間違いなく買ってよかった商品だと思います。