こんにちは、よた(@yotalog_ag)です。
この記事では、イラスト用におすすめのiPadを、iPadオタクの筆者が厳選しました。
「お絵かき用にiPadを探しているけどどの機種がいいの?」「絵を描くだけならどの機種がコスパいいの?」と気になっている人には必見の記事です。
絵を描くのを快適にできる機種を厳選しています。
iPadで絵を描くなら確認するべき3つの点
Apple Pencilは第2世代に対応している機種を選ぶ
Apple PencilはiPad純正のタッチペンで、サードパーティ製のタッチペンと比べると感圧機能が備わっており、利便性の高いタッチペンとなります。
そんなApple Pencilは2種類の世代があり、世代ごとに対応しているiPadも異なります。
Apple Pencilの世代 | 対応しているiPad |
---|---|
Apple Pencil(第1世代) | ・iPad(無印) ・iPad Air(第3世代)以前 ・iPad mini(第5世代)以前 ・iPad Pro 9.7、10.5インチ ・iPad Pro 12.9インチ(第2世代)以前 |
Apple Pencil(第2世代) | ・iPad Air(第4世代)以降 ・iPad mini(第6世代)以降 ・iPad Pro 11インチ ・iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降 |
2種類あるApple Pencilのどれに対応しているiPadを選ぶべきか、結論としてはApple Pencil(第2世代)に対応しているiPadを選ぶことをおすすめします。
Apple Pencil(第2世代)はマグネット吸着式でiPadの側面に装着させるだけで充電でき、さらにダブルタップ機能で絵を描くときの利便性が格段にあがります。
対してApple Pencil(第1世代)は充電する際はiPadの充電コネクタに差し込まなければいけず、ダブルタップ機能も使えないため利便性はあまりよくありません。
コストがかかるという難点はありますが、快適に絵を描きたいならApple Pencil(第2世代)に対応しているiPadを選ぶようにしましょう。
「Apple Pencilはそもそも高いから、サードパーティ製のタッチペンで絵を描く」という人でも、Apple Pencil(第2世代)に対応しているiPadはマグネット吸着が利用できるので、取り外しの点で有利に使えます。
Apple Pencil(第2世代)に対応しているかで絵を描く際のストレスが段違いです。
画面サイズは大きめの方が余裕を持てる
iPadで絵を描くなら、画面サイズの大きいiPadを選ぶのがおすすめです。
イラストはペンを大きく動かすことが多いので、画面サイズが小さいiPadを選ぶと余裕を持って絵を描くことができません。
ゲーム用や電子書籍用だと大きいiPadは使いにくいケースもありますが、イラストにおいては画面サイズが大きくて困ることはありません。
また有名な液タブのほとんどは12インチ〜16インチ以上のサイズ感です。
iPadで絵を描いてから本格的にイラストレーターを目指すという人でも、12.9インチのiPadを使うことで違和感が少なく液タブへ移行することができるでしょう。
ただ「実際に触っているわけではないからサイズのイメージがつかない」という人もいるでしょう。
サイズ感のイメージがいまいちわからない人は、iPadを紙のサイズに置き換えて実際に紙に絵を描いてみることで、iPadで絵を描くときと近い感覚で絵を描くことができるのでおすすめです。
iPadのサイズ | 紙のサイズ |
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12.9インチ ※iPad Pro 12.9インチ(第5世代)、(第6世代)など | A4サイズ(210×297) |
10.2〜11インチ ※iPad(第9世代)、iPad Air(第5世代)など | B5サイズ(182×257mm) |
7.9〜8.3インチ ※iPad mini(第5世代)、(第6世代)など | B6サイズ(128×182mm) |
OSは最新に対応している機種を選ぶ
最新のiPadを選べば基本的にOSのバージョンを心配する必要はありませんが、「iPadは高いから中古でコスパよく絵を描きたい」という人もなかにはいることでしょう。
中古でiPadを選ぶなら、最新のOSがサポートされているモデルを選ぶようにしましょう。
お絵かきアプリは他のアプリと比べても新しいバージョンのOSが要求されることが多く、CLIP STUDIO PAINTやAdobe Frescoはとくに最新のOSが必要になります。
お絵かきアプリに対応しているiPadOSのバージョン ※2024年2時点 | |
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CLIP STUDIO PAINT | 16.0 |
アイビスペイントX | 12.0 |
MediBang Paint | 12.0 |
Procreate | 15.4.1 |
Adobe Fresco | 16.0 |
Sketchbook | 13.0 |
目安として発売年が5〜6年以内のiPadを選ぶようにしましょう。
イラスト用におすすめのiPad
iPad Pro 12.9インチ(第6世代):イラスト用として最強の環境
- Apple Pencilによるポイントに対応
- 12.9インチの大画面で液タブのような使用感
- 動画編集やゲーム用としても使える
iPad Pro 12.9インチ(第6世代)はiPadで絵を描くなら最強の環境を持つことができます。
iPad Pro 12.9インチ(第6世代)の大きな特徴はApple Pencilによるポイント機能で、画面上で操作する前に操作が反映される箇所が視覚的にわかる機能です。
絵を描いていると実際に線を描く箇所が違っていて操作をやり直すこともありますが、Apple Pencilで事前に反映される線の箇所がわかればイラスト作業の時短に繋がりますね。
サイズは12.9インチなので液タブのような使用感で操作することができ、多くのイラストレーターが使いやすいサイズ感なのも魅力。
さらにPCクラスのチップ性能を持つM2チップを搭載しているため、動画編集や画像編集などクリエイティブな作業を快適にすることもできます。
iPadだけでクリエイティブ作業を完結させたいならおすすめです。
iPad Pro 12.9インチ(第6世代)の詳しい概要はこちら
iPad Pro 12.9インチ(第6世代)の概要 | |
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容量 | 128・256・512GB、1・2TB |
サイズ | 280.6×214.9×6.4mm |
重量 | 682g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ProMotionテクノロジー | |
ディスプレイサイズ | 12.9インチ |
解像度 | 2,732×2,048px |
チップ | M2チップ |
Geekbench Ver6マルチスコア(CPU性能) | 9,300 |
メモリ | 8・16GB |
バッテリー | インターネット利用、ビデオ再生:最大10時間(約11,000mAh) |
Apple Pencil | 第2世代対応 ※Apple Pencilによるポイント対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角、10MP超広角、2倍の光学ズーム、5倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | ・4Kビデオ撮影(24・25・30・60fps) ・1080pHDビデオ撮影(25・30・60fps) ・4K、30fpsのProResビデオ撮影 |
オーディオ | 4スピーカーオーディオ |
セキュア認証 | FACE ID |
通信方式 | ・Wi-Fi 6(最大2.4Gbps) ・Bluetooth 5.3 |
充電コネクタ | USB-C(Thunderbolt) |
販売価格(税込) ※2024年2月時点 | 新品:172,800〜348,800円 中古:14万〜22万円 |
iPad Pro 12.9インチ(第3世代):大画面で描き心地抜群
- 12.9インチの大画面で液タブのように使える
- Apple Pencil(第2世代)で快適なイラストができる
- 12.9インチサイズではリーズナブルな価格帯
予算を抑えつつも快適なイラスト作業をしたいなら、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)がおすすめです。
中古価格で6.5〜10万円というリーズナブルな価格ながらも、使用感は最新のiPad Proと大きく変わることはなく、Apple Pencil(第2世代)を使いながら快適に絵を描くことができます。
さらに12.9インチのサイズで液タブに近い使用感で操作することが可能です。
iPad Pro 12.9インチ(第3世代)は、コスパよく絵を描きたい人にはぴったりのiPadといえるでしょう。
予算を抑えつつ12.9インチでイラストを快適にできます。
iPad Pro 12.9インチ(第3世代)の詳しい概要はこちら
iPad Pro 12.9インチ(第3世代)の概要 | |
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容量 | 64・256・512GB、1TB |
サイズ | 280.6×214.9×5.9mm |
重量 | 631g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ProMotionテクノロジー | |
ディスプレイサイズ | 12.9インチ |
解像度 | 2,732×2,048px |
チップ | A12X Bionic |
Geekbench Ver6マルチスコア(CPU性能) | 4,600 |
メモリ | 4GB(1TBのみ6GB) |
バッテリー | ・約9,900mAh ・Wi-Fiでのインターネット利用最大10時間 |
Apple Pencil | 第2世代対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角、5倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | ・4Kビデオ撮影(30・60fps) ・1080pHDビデオ撮影(60fps) |
オーディオ | 4スピーカーオーディオ |
セキュア認証 | FACE ID |
充電コネクタ | Lightning |
販売価格(税込) ※2024年2月時点 | 整備済み品:8.5万〜10万円 中古:6.5万〜10万円 |
iPad Pro 11インチ(第3世代):コスパよくイラストが描ける
- PCクラスの性能のM1チップ搭載
- Apple Pencil(第2世代)に対応
- ゲームや持ち運びに便利な11インチ
iPad Pro 11インチ(第3世代)は、11インチのサイズ感で持ち運びがしやすくイラストやゲーム用としても使いやすいバランスのあるサイズ感が魅力。
Apple Pencil(第2世代)対応でイラスト用として使いやすいのはもちろん、M1チップ搭載で動画編集も快適にすることでき、iPadでクリエイターになりたい人にもおすすめのiPadです。
さらに120Hzのリフレッシュレートで残像感のない映像体験ができるため、絵を描いたときのストレスが軽減します。
絵を描くだけでなく、動画編集やゲーム用など幅広い用途で使用したい人には、iPad Pro 11インチ(第3世代)はイチオシです。
フルスペックでイラスト用として優秀なiPadです。
iPad Pro 11インチ(第3世代)の詳しい概要はこちら
iPad Pro 11インチ(第3世代)の概要 | |
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容量 | 128・256・512GB、1・2TB |
サイズ | 247.6×178.5×5.9mm |
重量 | 466g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ProMotionテクノロジー | |
ディスプレイサイズ | 11インチ |
解像度 | 2,388×1,668px |
チップ | M1チップ |
Geekbench Ver6マルチスコア(CPU性能) | 7,900 |
メモリ | 8・16GB |
バッテリー | ・約7,700mAh ・Wi-Fiでのインターネット利用最大10時間 |
Apple Pencil | 第2世代対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角、10MP超広角、2倍の光学ズーム、5倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | ・4Kビデオ撮影(24・25・30・60fps) ・1080pHDビデオ撮影(25・30・60fps) |
オーディオ | 4スピーカーオーディオ |
セキュア認証 | FACE ID |
通信方式 | ・Wi-Fi 6(最大1.2Gbps) ・Bluetooth 5.0 |
充電コネクタ | USB-C(Thunderbolt) |
販売価格(税込) ※2024年2月時点 | 整備済み品:11万〜13万円 中古:8.5万〜12万円 |
iPad Air(第5世代):iPad Proに近い使用感
- PCクラスの性能のM1チップ搭載
- Apple Pencil(第2世代)に対応
- 数年単位の長期運用におすすめ
iPad Air(第5世代)は、イラストを快適にしつつも予算を抑えたい人におすすめのiPadです。
新品で9万円台、中古で7万円台での価格帯となっており、高スペックながらもコスパはかなり高いiPadとなっています。
Apple Pencil(第2世代)に対応しているのはもちろん、高性能なM1チップ搭載で動画編集用としても使いやすいです。
10.9インチのサイズ感はiPad Pro 11インチとほぼ遜色なく、60Hzのリフレッシュレートであること以外はほとんどiPad Pro 11インチと使用感は変わりません。
2022年発売の機種のため長期間の運用にもおすすめです。
最新のiPad Proほどの性能は求めていないけど、コスパよく絵を描きたいならおすすめです。
iPad Air (第5世代)の詳しい概要はこちら
iPad Air (第5世代)の概要 | |
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容量 | 64・256GB |
サイズ | 247.6×178.5×6.1mm |
重量 | 461g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ディスプレイサイズ | 10.9インチ |
解像度 | 2,360×1,640px |
チップ | M1チップ |
Geekbench Ver6マルチスコア(CPU性能) | 7,900 |
メモリ | 8GB |
バッテリー | ・約7,700mAh ・Wi-Fiでのインターネット利用最大10時間 |
Apple Pencil | 第2世代対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角、5倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | ・4Kビデオ撮影(24・25・30・60fps) ・1080pHDビデオ撮影(25・30・60fps) |
オーディオ | 2スピーカーオーディオ(横向き) |
セキュア認証 | Touch ID |
充電コネクタ | USB-C |
販売価格(税込) ※2024年2月時点 | 新品:92,800〜116,800円 中古:7.5〜10万円 |
iPad Air(第4世代):リーズナブル価格で絵が描ける
iPad Air(第4世代)は、中古で5.5万〜7.5万円というリーズナブルな価格帯で快適なイラスト作業ができます。
Apple Pencil(第2世代)に対応しており、イラスト作業でのストレスも非常に少ないです。
10.9インチのサイズ感は液タブのように使うのは難しいですが、けっして絵を描きづらいということはなく、むしろ持ち運びやすさの観点で考えると使いやすいです。
チップ性能はA14チップ搭載で、ゲームやイラスト用としてなら問題なく使用することができます。
「快適に絵を描きたいけどあまり予算をかけられない」という人には、iPad Air(第4世代)はおすすめのiPadです。
- 2020年発売機種で比較的新しめ
- Apple Pencil(第2世代)対応
- ゲーム用としても使いやすいサイズ感
型落ちのiPadですが数年単位で使うことも可能です。
iPad Air (第4世代)の詳しい概要はこちら
iPad Air (第4世代)の概要 | |
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容量 | 64・256GB |
サイズ | 247.6×178.5×6.1mm |
重量 | 458g |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
ディスプレイサイズ | 10.9インチ |
解像度 | 2,360×1,640px |
チップ | A14 Bionic |
Geekbench Ver6マルチスコア(CPU性能) | 4,900 |
メモリ | 4GB |
バッテリー | ・約7,700mAh ・Wi-Fiでのインターネット利用最大10時間 |
Apple Pencil | 第2世代対応 |
キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
カメラ | 12MP広角、5倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | ・4Kビデオ撮影(24・25・30・60fps) ・1080pHDビデオ撮影(60fps) |
オーディオ | 2スピーカーオーディオ(横向き) |
セキュア認証 | Touch ID |
充電コネクタ | USB-C |
販売価格(税込) ※2024年2月時点 | 整備済み品:7.5万〜9万円 中古:5.5万〜7.5万円 |
まとめ
iPadで絵を描くだけと言っても、適当にiPadを選んでも快適に絵が描けずに後悔することもあります。
この記事を参考に、iPadで快適なイラスト作業をしましょう。