こんにちは、Amazonを使い倒してはや4年のよた(@yotalog_ag)です。
21年の春にAmazonから「Fire HD 10」の新型が発売され、「Fire HD」は着々と性能が強化されていますね。
ぼくも購入する気はあったのですが、経済的事情で断念することに…
そんな貧乏社会人ですが、「Fire HD 8 Plus」は1年前に購入して使い続けていました。
この記事では、「Fire HD 8 Plus」を1年使い続けたAmazonユーザーが使って良かった・悪かった点を書いていきます。
1年使い続けた結果、持ち運びやすくて動画再生や漫画を読むのには丁度いいタブレットです。
外観とスペック
外観と付属品
外観スペック | Fire HD 8 Plus |
---|---|
サイズ | 202 x 137 x 9.7mm |
ディスプレイサイズ | 8インチ |
重量 | 355g |
同梱内容 | USB-C(2.0)ケーブル、9W電源アダプタ |
端末のサイズは、8インチなのもありだいぶコンパクトになっています。
重量が355gなので、サイズと合わせて余裕で片手で持って操作することが出来ました。
10インチ以上の大きいiPadと比べても、持っていて腕が疲れることはなくコンパクトなので、持ち運びも楽にできます。
ただ、ベゼルの幅が広いのが個人的にはもったいなかったです。
視認性が、最近のスマホやタブレットと比べても悪いのと、デザイン面でもあまりイケていないので少し残念なところ。
この端末が発売された20年時点でも、ベゼルレスのスマホが多く出ていたので、本音を言うと改善してもらいたかったです。
また、フレームはプラスチック素材となっているため、iPadのアルミ素材と比べると高級感はなくなりますね。
とはいえ、1番スペックが低いiPadでも3万円弱、対してFire HD 8 Plusは1万2千円なので価格面を考えると妥当ではないでしょうか。
スペックと仕様
スペックと仕様 | Fire HD 8 Plus |
---|---|
CPU | MT8168A(クアッドコア、2.0GHz) |
メモリ | 3GB |
ストレージ(ROM) | 32GB/64GB(1TBまでのmicroSDでの外部ストレージに対応) |
バッテリー | 最大12時間 |
解像度 | 1280×800(189ppi) |
入出力コネクタ | USB-C(2.0) |
オーディオ | 3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー |
カメラ | メイン・フロント2MP、720pビデオ録画 |
Wi-Fi | デュアルバンド(802.11a/b/g/n/ac) |
その他 | ワイヤレス充電対応、Alexa対応 |
CPUはクアッドコアの2.0GHzの性能のCPUを搭載しており、Geekbenchというベンチマークアプリで性能を測った結果
- シングルスコア:145
- マルチスコア:505
となりました。
数値だけじゃいまいちわからん…
Geekbenchのスコアをまとめているサイトがあったので、こちらを参考にしてみました。
CPUスコアだけで見れば、iPadでは最安値のiPad第8世代(約4万円)よりも性能は大きく劣ります。
上記のサイトを参考にすれば、同程度の性能を持つ端末は「Zenfone 3 laser」「Lenovo Tab M10」あたりでしょうか。
Lenovo Tab M10はFire HD 8 Plusとはほとんど価格は変わらないので、性能的には値段相応ですね。
入出力端子はUSB-C(2.0)に対応しています。
現在一般的に普及している、USB-Cを使えるので多くのAndroidユーザーは充電ケーブルをそのまま流用できるのは助かります。
ただし、対応の規格は2.0なので転送速度は少し難ありではあります。
Fire HD 8 Plusの良いところ5選
ワイヤレス充電対応で充電が快適に
Fire HD 8 Plusは、専用のスタンドを買うことでワイヤレス充電が可能になります。
なお、ぼくはお金をケチってしまい充電スタンドは持っていないのでレビューはできませんが…
ワイヤレス充電に対応しているFireタブレットは、21年8月時点で
- Fire HD 8 Plus
- Fire HD 10 Plus
の2種類しか対応していません。
また、ワイヤレス充電中はAlexaを使うことができるのでハンズフリーで操作することも出来ます。
Alexaで音楽を聴いたり、アニメやドラマを見たりなどが出来たりがわざわざスタンドから取らなくてもできるので快適にFire HDを操作することが出来ます。
さらに、Fire HD 8はShowモードにも対応していて、充電中はShowモードにしておくことで時間や天気などをスクリーン上に表示させておくことも出来ます。
充電中は時計代わりにするのもいいですね!
ワイヤレス充電は、現時点ではiPadでも対応していないため、Fire HDの強みとも言えますね。
動画再生やKindleなどのメディアコンテンツは快適に使える
クアッドコア搭載2.0GHzのCPUと3GBのメモリのおかげで、プライムビデオやKindleなどの動画コンテンツなどが快適に使うことが出来ます。
特に、プライムビデオはAlexaにも対応しているので「アレクサ、〇〇が見たい」といえば自動的にプライムビデオを開いて見せてくれるので楽です。
ただし、アニメやドラマのようなシリーズ物だと「○話を見せて」と答えても反応しないので全く操作しないでもいいと言い切れないです。
ホーム画面をスワイプするだけで、おすすめやライブラリの項目からKindle本やビデオなどを表示してくれるのも、かゆいところに手が届く機能で、Amazonのメディアコンテンツを頻繁に使う人にとっては嬉しい機能ですね。
そして、Fire HD 8 PlusはHD画質(1280×800px)まで対応しています。
フルHDではないものの、アニメや動画を楽しむには十分の画質なのと8インチ端末なのもあり画質のちょっとした粗さなどはあまり気になりませんでした。
読書に関しても、画質のあらさは特別気にならずむしろ8インチという丁度いい大きさで漫画が見やすかったです。
持ち運びやすく外出時に使いやすい
Fire HD 8 Plusは、8インチというサイズから持ち運びやすいのが良いところです。
持ち運びやすいので、外出時に一緒に持っていっても邪魔にはなりません。
また、あらかじめ音楽やビデオなどをダウンロードしておくことで、外出時にネット環境がなくても音楽を聴いたりアニメを見たりして時間をつぶすことが出来ます。
片手で操作できるぐらいには持ちやすいので、電車やバスで出かけるときなどに軽く本を読むのには使いやすい
「スマホだと画面が小さいしバッテリーや通信量が気になる、でも10インチタブレットだと大きいし…」といったときにこそ、Fire HD 8 Plusはうってつけです。
ビデオ通話でWEB会議にも使える
Fire HD 8 Plusは、AmazonアプリストアにあるZOOMをインストールすることで、ビデオ通話をすることが可能です。
実際に使ってみた感想としては、そこまで悪くなかったです。
カメラ性能は、今ではスマホの方が高いので使い勝手としてはスマホのほうが良いですが、Fire HD 8 Plusでも十分使えるレベルでした。
強いて上げるとすれば、カメラの画質が720pなので最近のスマホと比べると粗さが際立ってしまうのと、若干音声の入りが悪いのでイヤホンマイク推奨です。
今のご時世では、テレワークやオンライン授業などビデオ通話の需要がかなり高いので、ビデオ通話用にサブ機として購入するというのは十分にありだと思います。
常時Showモードで時計としてもインテリアとしても
Fire HDの大きな魅力の一つでもあるShowモードは、Fire HD 8 Plusになることでさらに使いやすくなっています。
タブレットの設定から、Showモードを自動切り替えにしておくことで充電中は勝手にShowモードに切り替わるので、いちいち自分で切り替える必要がないです。
さらに、AlexaからShowモードに移行することもできてハンズフリーで使えるのも便利ですね。
プライムビデオを見ていたり、Amazon Musicで音楽を聴いているときにもう使わなくなったらタブレットを手に持って操作しないでも、そのままShowモードでスリープモードにしておけるのでかなり便利になります。
ここにFire HD 8だと、ワイヤレス充電に対応していないためShowモードにして置くにしても8 Pulsよりは手間がかかりますし、インテリア用としてEcho Showを買うのにはコストが高い…
そういった場合には、Echo Showとしてもタブレットとしても使うことができるFire HD 8 Plusはコスパもよくおすすめできます。
ぼくは、メインではiPadを使っているのですが、ハンズフリー操作でShowモードにできるFire HD 8 Plusは、時計だったりインテリアとして重宝しています。
Fire HD 8 Plusがおすすめな人&合わない人
- プライムビデオやKindleをよく使う
- 低価格でタブレットがほしい
- サブ機として手軽なタブレットがほしい
- インテリア用にEcho Showを検討している
- 動画編集やクリエイティブ用として使いたい
- ゲーム用のタブレットを探している
- 有名なアプリやゲームをよく使う
- YouTubeやGoogleChromeをよく使う
Fire HD 8 Plusは、プライムビデオやKindle用として使うなら、間違いなくおすすめできる端末です。
実際に使っていてももっさりした印象はあまりなく、十分快適につかことが出来ます。
また、すでにiPadを持っているけどサブ用としてタブレットや、リビングに置く用のEcho Showを検討している人はFire HD 8 Plusがまさにぴったりです。
Echo Showを買おうとしている人は、多少は価格が高くなりますがFire HD 8 Plusのほうができることが多く、性能もEcho Showよりも高いので最終的にはFire HD 8 Plusのほうがコスパが高くなります。
個人的に特におすすめな人はKindleをよく読む人でサブ機が欲しい人です。
一方で、動画編集などのガッツリクリエイティブ用として使いたい人や、ゲーム用のメイン機を探している人にはあまりおすすめできません。
というのも、Fire HD 8 Pulsは値段を考えるとかなりコスパの良いタブレットではありますが、よくクリエティブ用として使われるiPadと比べると性能面での差がありすぎます…
実際にGeekbenchのスコアで比較してみると
- Fire HD 8 Plus:505(マルチスコア)
- iPad 第8世代:2409(マルチスコア)
となり、圧倒的にiPadのほうが性能がいいため、iPadと似たような用途で使いたい人には物足りなく感じると思います。
さらにおすすめできない理由として、Google Playが使えない点です。
正確には、使えることには使えますが違法スレスレ(というかほぼ違法です)になる上にセキュリティ面で考えてもあまりおすすめできる方法ではありません。
いざGoogle Playが使えないとなると、Amazonアプリストアを使うことになるのですが、正直アプリの数と質についてはあまり良くありません。
Twitterやインスタなどの、SNSアプリは一通り使えるもののGoogleChromeやFirefoxなどの有名な検索ブラウザが使えないのはかなりの痛手です。
さらに標準のYouTubeアプリが使えないため、YouTubeは見ることには見れるのですがかなり面倒くさいです。
Amazonアプリストアに「YouTube」と書いてあるアプリや「Search For Google」と書いてあるアプリがありますが、Google公式のアプリではないので安全性は保証できません。
やはり、完全にサブ機として使うかプライムビデオやKindleをメインに使う人向けの端末になります。
まとめ:サブ機として優秀な高コスパのタブレット
レビューしてみた結果としては、やはり3万円のiPadと比べると使いにくさや性能不足はどうしても目立ちますが、Amazonサービスを利用する上では使い勝手がよく、何よりも持ち運びやすいのがメリットになりますね。
Fire HD 8 Plusは、うまく使いこなせたらしっかりとかがやけるタブレットになります。
すでにiPadを持っていてサブ機としてのタブレットを探している人やEcho Showを買いたいと思った人、プライムビデオやKindleをよく使う人には是非おすすめのタブレットです。