どうも、ヨタニキです。
昨今では注目されつつあるアニソン。
一昔前までは、アニソンを聞いている人はかなり少数な印象がありましたが、有名なアニメが増えてきたのと20年の鬼滅ブームの影響でアニソンというジャンルが世間に浸透されるようになりました。
今回は、最近注目を浴びているアニソンに特化した「ANiuTa(アニュータ)」を徹底的にレビューしていきます。
ANiUTa | |
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月額料金(税込) | 600円 |
ファミリー・学生プラン(税込) | なし |
無料期間 | 1か月間 |
曲数 | 10万曲 |
音質 | 最大320kbps |
オフライン・バックグラウンド再生 | できる |
オンデマンド・シャッフル再生 | できる |
フル再生・スキップ機能 | できる |
プレイリストの作成 | できる |
プレイリストの検索 | できる |
歌詞表示 | できない |
MV再生 | なし |
Podcast(ポッドキャスト) | なし |
CDや曲のファイルの取り込み | できない |
使用デバイス | iOS、Android |
料金や機能について
- 月額料金:600円
- 収録楽曲10万曲以上
- プレイリストの作成&シェア
- レビューを気軽に書ける
- ANiUTa独自のランキングやピックアップ
- 作品名やアーティスト名から曲を探せる機能
月額料金は600円と、Apple MusicやSpotifyなどの980円に比べると安いです。
ただ、Apple Musicなどの大手音楽配信サービスは数千万曲収録が多いのに対して、ANiUTaは10万曲程度なのに加えてアニソンオンリーなので、それを考えると高めだと思います。
また、ANiUTa独自の機能というのが特別あるわけではなく、検索機能もApple Musicほど優れているわけではないです。
全体的な機能としては弱めですね。
収録楽曲・レーベルについて
アニソンを取り扱っているサービスについては、詳しく書いてあるサイトがあるので載せておきます。
さすがアニソン特化したサービスなだけあって、一部アイマス曲やメディアファクトリー系の大手音楽配信サービスなどで取り扱っていないレーベルの曲がありました。
残念な点は、デレマスの曲がほぼ初期の楽曲しか収録されていないのと、キングレコードやSONYの曲を取り扱っていない点です。
アイマス系はApple MusicやAmazon Musicでも取り扱っていないので、その点を考えるとあるだけマシです。
ただ、21年現在ではこれの100倍ぐらいは曲が増えているので、それを考えると取り扱っているといえるレベルではないですね…
あまり詳しくはないですが、ミリシタ、シャニライ、SideMに関しては種類があるので、そちらに関してはしっかり楽しめそうですね。
個人的に気になった点はそのぐらいで、それ以外はApple Musicでもほとんど聴けるようになっています。
また、上で紹介したサイトではランティス、ワーナー・ブラザーズの曲はApple Musicでは聞けないというふうになっているが、今では普通に聞けるようになっています。
ANiUTa収録のアニソンが多いのは変わりませんが、徐々にApple Musicも勢力を上げています。
音質や使いやすさの比較
今回は
- Apple Music
- Spotify
- Amazon Music Unlimited
を含む4つで比較しました。
テスト環境は
- iPad Air3(24bit/48kHzに対応)
- イヤホン:SONY h.ear in 2(IER-H500A)
です。
ANiUTaはアプリでしか配信されていないので、パソコンでの使用ができませんでした…
音質は思ったより悪くないが優れているわけでもない
音質はApple Musicに比べて、音の伸びが悪かったり低音と高音のメリハリが弱いように感じます。
とはいえ、音質が悪いわけではなく、むしろアニソン用にほんの少しイコライザされているようにも感じます。
音質は
Apple Music>Amazon Music Unlimited>ANiUTa>Spotifyといった感じです。
ANiUTaは月額600円なのと、音楽配信サービスとして大手というわけではないので正直なめていました…
音質にもきちんと気を配っている印象で、それだけでも好感が持てます。
ただ、有名な音楽配信サービスと比べても悪くないだけで、別に音質が特別優れているわけではないです。
検索機能は思ったより使いづらい
検索機能に関しては、作品名で検索できるというのとアニメ特化という点で期待していましたが、Apple MusicやSpotifyと比べて使いづいです。
もともと使いづらいAmazon Musicはともかく、ANiUTaでも略称や誤字を認識してくれないのは残念です。
特に、アニメやアーティストは略称で覚えている人も多いので、そういうのも認識してくれると優秀でした。
ただし、ひらがなやカタカナをある程度補正してくれるのは、Amazon Musicよりもマシです(これはAmazon Musicがひどすぎます…)。
レコメンド機能がないのはもったいない
個人的にもったいないと感じるのが、レコメンド機能がないところ。
むしろ、アニメ系の配信サービスこそ精度が多少悪くてもレコメンド機能を実装するべきです。
実際、SpotifyやAmazon Musicのレコメンド機能は新しい曲やアーティストを見つけられるので、良い機能だと思っています。
アニメ配信サービスとして有名なdアニメストアでも、おすすめされたものはつい見てしまいます。
それぐらいレコメンド機能は重要ですが、ANiUTaにないのはすごいもったいないです。
ANiUTaのすごいところぷ
他の音楽配信サービスで取り扱っていないレーベルの曲がある
一部アイマスの曲や、KADOKAWA系列の曲を取り扱っているのは大きな強みになります。
Apple MusicやAmazon Musicにも収録されているのもありますが、やはり全部ではないのでそれを考えるとANiUTaはアニソン特化サービスとして申し分ないです。
SONY、キングレコードだけは入っていませんが、それ以外のアニソンはほぼ全部収録されているので、ANiUTaだけでも問題なくアニソンを楽しめます。
曲のレビューを書いて感想を共有できる
他の音楽配信サービスでは、曲のレビューを書くことは出来ないのに対して、ANiUTaは、気軽に曲のレビューを書いたり見たりすることが出来ます。
劇中歌であればアニメシーンの感想だったり、当時放送されていたときの気持ちだったりを書いている人が多く、アニメ好きなら共感できるようなレビューが多くあります。
Apple Musicなどでも、TwitterやFacebook経由でシェアすることは出来ますが、気軽に同じ気持ちをシェアできるこの機能は良い機能だと思います。
アニメ好きによるプレイリストがたくさんある
個人のプレイリストでは、Spotifyも面白いプレイリストがたくさんありますが、ANiUTaではアニメ好きによるおすすめのプレイリストがいっぱいあります。
感覚的には、よくYou Tubeである好きなアニソンメドレーに近いものを感じて、新しい曲や自分の好みの曲を探しやすいです。
ただ、プレイリストの検索ができないのが難点です。
一応、検索で探すことも出来ますがキーワードを入れてもキーワードを含むプレイリストが出ないものが多いです。
本当にANiUTaは検索機能を良くしたほうが良いです。
ANiUTaがおすすめな人&合わない人
おすすめな人
- 安い価格でアニソンだけをいっぱい聴きたい
- アイマスやKADOKAWAなどの曲が聴きたい
基本的には、アニソンに特化したアプリなのでそういう人におすすめです。
とくに、アイマスやKADOKAWAの曲を聞きたい人にとっては、ANiUTaはおすすめできます。
ただ、アイマスは一部しか扱っていないのとSONYとキングレコードは収録さていないので、その点は注意したほうが良さそうです。
合わない人
- アニソン以外も幅広く聴きたい
- 初めて音楽配信サービスを利用する
- 新しい音楽を発見した
基本的には、アニソンしか聴くことが出来ないので幅広く音楽を楽しみたい人にはおすすめできません。
現状でも、Apple MusicやAmazon Musicにもほとんどのアニソンは収録されています。
逆に、SONYやキングレコードを扱っている分、アニソンだけでも楽曲数は大手のほうが多いと思います。
また、初めて音楽配信サービスを利用しようと考えている、アニメ好きな人にもおすすめしません。
アニソンを聞くだけであれば、月額600円なので安く感じますが、あと300円プラスすれば7000万曲収録のApple Musicが使えるので逆に割高です。
それに、Apple MusicではiTunes経由で取り込んだCDの曲やmp3ファイルも一緒に聞けますが、ANiUTaでは聴けません。
ジャンルがアニソンだけなので、新しい曲を発見するのも難しいです。
とくに、アニソンはアニメあってこそなので、聴いたことないアニソンというよりは面白かったアニメの曲を聴きたいという立ち位置になります。
すでにApple Musicを使っていて、そこに入っていない曲をANiUTaで聴きたいという人や、アニソンだけを聴くつもりの人以外にはおすすめできません。
まとめ:アニソン特化だけあるが大手配信サービスも強い
たしかにANiUTaは、アニソン特化だけあって他の配信サービスで収録されていない曲も多くありましたが、ほとんどの曲は大手配信サービスでも十分でした。
やっぱりSONYやキングレコードの収録がないのが痛いですね…
大手ではおそらく一番アニソンを取り扱っているApple Musicとの併用や、今後アニソンだけしか聞かないという方にはおすすめできます。