Spotifyといえば、誰もが聴いたことある最大手の音楽配信サービスです。
特に若い世代を中心に、いろいろな人を使っていますよね。
筆者も結構気に入っているサブスクですが、
アニソンが少ないんじゃない?
アニソンが聴きづらいよ。
という情報を度々見かけます。
じつは使い方次第でアニソンを聴くのに適していたりするんだ。
アニソンが少ない・聴きづらいというのは過去の話で、今はアニソンがだいぶ聴きやすくなっています。
この記事では、Spotifyをレビューしつつ筆者がアニソンを聴くときにしていることを書いていきます。
Spotify | |
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月額料金(税込) | 980円 |
ファミリー・学生プラン(税込) | なし、480円 |
無料期間 | 3か月間 |
曲数 | 非公開(数千万曲) |
音質 | 最大320kbps |
オフライン・バックグラウンド再生 | できる |
オンデマンド・シャッフル再生 | できる |
フル再生・スキップ機能 | できる |
プレイリストの作成 | できる |
プレイリストの検索 | できる |
歌詞表示 | できる |
MV再生 | なし |
Podcast(ポッドキャスト) | なし |
CDや曲のファイルの取り込み | できない |
使用デバイス | iOS、Android、Windows |
無料プランがかなり強みになる
料金自体は、他のサブスクとあまり変わらずといったところですね。
ただし、Spotifyには条件付きで音楽がフルで聞ける「フリープラン」があります。
その条件は
- 楽曲を選択して聴けない(プレイリストからシャッフル再生される)
- オフライン再生できない
- 広告を非表示にできない
- 曲を1時間に6回までしかスキップできない
- 高音質(160kbps)までしか聴けない
の5つです。
ただ、これも使い方次第では作業用BGMやラジオ感覚で聴くこともできます。
無料で音楽をフルで聴けるのは、21年時点でSpotifyとYouTube Musicだけなので、大きな強みになります。
アニソンもボカロも決して少なくない
データ上で見ると、SpotifyはApple MusicやAmazon Musicに比べると少ないですが、体感的にはそこまで差が感じません。
アニソンに関しても、ラブライブやバンドリ、あんスタなどのアイドル系や最近のアニソンまでしっかり揃っています。
ランティスなど有名レーベルは一通りありますが、KADOKAWA系列はラインナップが弱いですね(どこも少ないですが)。
もちろん、アニソンだけではなく米津玄師やヨルシカ、YOASOBIなどの有名アーティストも収録されています。
僕が好きな、三月のパンタシアも収録されていて嬉しい。
データ上の音質は問題ないがこもっているような印象
データ上の音質は、有名サブスクと大差ないです。
個人的には、今の主流フォーマットはAACなのでmp3よりもAACに対応してもらいたい気持ちはありますね。
実際に聞いてみた印象ですが、Apple MusicやYouTube Musicと比べると音がこもっているような印象はありました。
もちろん普通に聴くぶんには気になりませんが、低音が特に弱く感じます。
アプリ側の問題なのか、端末などが変わればまた違うかもしれませんが、音質ではApple Musicのほうがより好みに合いました。
ただし、極端に悪いというわけではないので、ただの好みの問題です。
Spotifyの魅力
無料でも曲をフルで聴くことができる
制限はあるものの、無料で曲をフルで聴くことができるのはSpotifyの一番の強みです。
You Tubeなどの公式チャンネルに上がっていないような曲も、広告付きでだけどSpotifyで聴けたり、プレイリストを作成して好きにシャッフル再生して作業用BGM代わりにするのも、全部無料です。
広告の非表示と曲の選択ができないのが難点ですが、無料でここまでできるなら十分だと思います。
21年時点で、曲をフルで聞くことができるサブスクはYouTube MusicとSpotifyのみなので、他のサブスクとの差別化もしっかりできていますね。
豊富なプレイリストが魅力
Spotifyは世界大手の音楽配信サービスなだけあって、プレイリストが豊富です。
ためしにバンドリと検索したら、「カバー曲」「「お気に入り」「神曲」etc…といった感じでかなりヒットしました。
多くのユーザーが、曲を集めてプレイリストを作っていることがほとんどなので、「これで検索しても出ないだろ。」といったワードでも意外とプレイリストがあるのことがほとんどです。
そして、このプレイリストの数々がアニソンを探すのにかなり便利です。
僕は、Spotifyの一番の魅力はこのプレイリストの豊富さだと思っています。
精度の高く幅広いレコメンドで新しい音楽と出会える
Spotifyのレコメンド機能は、サブスクの中でもトップクラスに精度が良いと思っています。
特に優れていると感じるのが、聴いた曲しか出さないわけでもなく、明らかに好みじゃない曲も出さない丁度いい塩梅でおすすめしてくれるところです。
僕はDairy MixとDiscover Weeklyが気に入っていて、よく聴いている曲はもちろん一度も聴いていない曲やジャンル的に聴かないような曲まであります。
なのに、曲調がハマったりする曲が多く、わざわざ曲を探すよりもメイド・フォー・ユーでとりあえず曲を流すなんてことも結構ありますね。
メイド・フォー・ユーは無料でも使うことができるので、Spotifyを入れている人は是が非でも使ってもらいたい機能です。
Spotifyのイマイチなところ
お得感が少し弱い
Apple Musicは3ヶ月無料トライアルにApple Oneで付加価値をつけられるし、Amazon Music Unlimitedもプライム会員なら安くなるので、かなりお得感があります。
それと比べると、Spotifyは少しもったいなさを感じます。
曲数に関しては、AppleやAmazonに優位性があるわけではないので、同じ音楽をきくならお得なサブスク流れていってしまいますね。
それに、最近はYouTube Premiumの勢いが増しているのもあり、同じ価格帯でSpotifyを選ぶ理由が弱くなっている気がします。
おすすめな人&合わない人
- 無料で曲が楽しみたい
- 豊富なプレイリストでいろいろな曲を聴きたい
- 作業用BGMに使いたい
- すでに他のサブスクを利用している
- 少しでも多く曲を聴きたい(特に邦楽)
Spotifyの魅力である、無料プランと豊富なプレイリストは使う価値が十分あると思います。
特に作業用BGMとして使いたい人はSpotifyがかなり使いやすいと思います。
ただ、すでに音楽配信サービスを利用している人が乗り換える必要性はあまり感じませんでした。
お得感も少なく、ごちゃついた印象なので人によっては面白みが無いかもですね。
アニソンを聴くのにおすすめな使い方
Spotifyでアニソンを聴くときにおすすめしたいのが、検索時に「アニソン かっこいい」や「アニソン 2021」など形容詞や年代をつけることです。
目的の曲があるなら話は別ですが、こういったワードをつけるだけで良いアニソンがいっぱいあるプレイリストが出てきます。
僕はSpotifyでアニソンを聴くときは、あまり目的を持っているわけではないので、抽象的なワードで探してプレイリストを選んでシャッフル再生しています。
作業用として聴くぶんには問題ないし、もし良いなと思う曲があったら調べて覚えておけば、次に聴きたい曲が増えるのでおすすめです。
Spotifyのカテゴリは使いにくさはありますが、プレイリストが充実しているのでそこを上手く活用すれば、かなりアニソンが聴きやすくなりますよ。
まとめ:アニソンが少ないは過去の話で今は充実していた
17年あたりまではたしかにアニソンが少なかったSpotifyですが、今ではアニソン自体が一般的な音楽ジャンルなので、かなり充実していました。
プレイリストが豊富なのも魅力的で、上手く活用することでアニソンがかなり聴きやすくなるのも評価できます。
いまは優れたサブスクも多く、選択肢もかなり広がりましたが優秀なレコメンドに豊富なプレイリスト、そして無料プランで気軽に音楽を楽しみたい人にはおすすめできるサブスクです。